先物と株の違い

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今回は先物と現物株の取引内容の違いについて解説したいと思います。

先物取引とは、「将来の価格の動きを予想して投資」することです。

先物取引の主な特徴は
①取引できる期間が決まっている
②「売り」からスタートすることもできる
③証拠金が必要
④差金の受け渡しで決済する
⑤銘柄選択の手間や倒産リスクを回避できる

以上4つのポイントについて、株との違いを説明していきたいと思います。

 


①取引できる期間が決まっている


株取引では、会社が倒産して株式が紙くずにならない限り、いつまでも株式を保有しておくことが可能です。

一方で、先物取引の場合は取引の期日が設定されます。
期日の前営業日を最終取引日として、それまでの期間はいつでも自由に売買することができます。
期日当日には最終決済のみが行われ、これを限月取引と呼びます。

 


②「売り」からスタートすることもできる


株取引の場合、「これから上昇する銘柄はどれだろう?」という買い目線で投資をすることになります。
そのために、個別の企業の状況や社会情勢を考慮しなければなりません。

これに対して先物取引では、「売り」からも取引を始められます。
手元に商品がなくても、将来商品を売るという契約を先にしておくことができるのです。

したがって「これから価格は上がるのか?下がるのか?」といった売り買い両方の目線から投資ができます。

つまり考慮すべきなのは相場の流れだけでいいのです。

 


③証拠金が必要


株取引では、原則取引する商品の100%の代金が必要になります。
たとえば100万円の株を購入する場合、100万円用意しなければなりません。

一方で、先物取引では証拠金と呼ばれる担保を差し出して取引をします。
株の信用取引と似た制度ですが、信用取引が保証金の約3倍なのに対し、
証拠金取引では、商品価格の5~20%ほどの証拠金で、証拠金の5~20倍の取引をすることが可能です。

この原理をレバレッジ効果と呼びます。
レバレッジ効果によって利益の幅は大幅に広がりますが、損失の幅も同様に広がってしまうので
注意しなくてはなりません。

 


④差金の受け渡しで決済する


差金決済とは、金融商品を反対売買(売りなら買い・買いなら売り)をすることで
取引の損益分のみを受け渡す決済のことです。

これは現物株取引では禁止されており、たとえ同じ日に同一銘柄を売り買いした場合でも
それぞれ別に決済をしなければなりません。

先物では、基本的に差金決済で取引が行われます。
この決済方法のおかげで、先物取引は「売り」から始めることができるのです。

 


⑤銘柄選択の手間や倒産リスクを回避できる


株で個別銘柄に投資する場合、株価の上昇が見込める企業のリサーチを徹底しなければなりませんし
企業の倒産リスクも考慮しなければなりません。

一方、先物取引の場合は日系225やTOPIXを対象とし、株取引のように個別の銘柄が対象ではないため、倒産のリスクを避けることができます。また、テレビ、新聞などのニュースでも常に報道されているので相場の把握が比較的簡単です。

 

以上が先物と現物株取引の主な違いです。

 

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